アニマルコミュニケーションと家族の絆
アニマルコミュニケーションについて、
インターネットで検索し、
猫ピカイアさんのホームページに出逢い、
内容を読み進め、
引き寄せられるように申し込みました。
その当時の私は、
不登校の息子との関係に悩んでいました。
「息子のために・・・」
「息子のために・・・」
いつもそう思いながら、
親として出来ることを思いつく限り
手を尽くしましたが、その接し方は、
余計に息子の心を閉ざす行為
となっていたことに、
長年気が付かないまま、
時間ばかりが過ぎていきました。
私自身が両親から、
「あなたのために」
という育てられ方をされて
いましたので、
息子にも同じように接していくのが
当たり前であり、
それ以外の方法を知らなかったのです。
そんな八方ふさがりの状況を
救ってくれたのが
愛犬(以下、Aちゃん)だったのです。
息子の不登校に悩んでいるのに、
アニマルコミュニケーションを
学んでみようと思った動機は、
人間と共存しつつも、
常にそのまんまで生きている
Aちゃんを見て、
生きる本質を教えてくれるために、
Aちゃんは
我が家に来てくれたのではないか?
という思いがありました。
だから、もっと、もっと
Aちゃんのことを知りたい、
わかりたいと
アニマルコミュニケーションを学びました。
アニマルコミュニケーションを学び、一番良かった点
アニマルコミュニケーションを学び、
一番良かった点は、わたし自身の
生き方、在り方の概念が
大きく変わったことです。
Aちゃんが、
生きることの本質や、無条件の愛を、
「ありのまま」の姿で表現し、
根気強く私に教えてくれたのです。
更に「ありのまま」であることは、
今を大切に丁寧に生きることであって、
子供と一緒に素直に、
喜んだり悲しんだりして、
子供の心のありのままと、
母親の心のありのままが
共鳴していることを教えてくれました。
立派な子供に育てよう、
親としてしっかりしなくっちゃと
自分自身を叱咤激励して、
いつの間にか
「苦しむことが人生の糧になる」
という気持ちが芽生えて
生きにくさを
自分で創造していたことに、
愛犬のAちゃんは、
わたしに気づかせてくれました。
常に「ありのまま」の姿を
見せてくれるAちゃん!
Aちゃんのお陰で、
ありのままの自分自身に、
向きあうことが出来ました。
愛犬がお母さんの味方をする?
息子との雰囲気が悪くなるたび、
Aちゃんはいつも
私の味方をしてくれました。
息子と口げんかをしているとき、
息子が夜に外出しようとするとき、
息子への心配や
不安な感情を怒りにかえて、
怒りを息子にぶつけ、
吐き出す私を加勢するように、
Aちゃんは息子に対して吠えるのです。
息子との雰囲気が悪くなるたび、
Aちゃんはいつも
私の味方をしてくれました。
息子と口げんかをしているとき、
息子が夜に外出しようとするとき、
息子への心配や
不安な感情を怒りにかえて、
怒りを息子にぶつけ、
吐き出す私を加勢するように、
Aちゃんは息子に対して吠えるのです。
はじめは、Aちゃんは私の
「味方をしてくれている」
と思っていました。
でも、実はそうではなかったのです。
Aちゃんは
息子に対して声を荒げる私の姿を、
自ら吠える姿でそのまま再現して、
「今、あなたはこういう姿になっているよ!」と、
ただ まっすぐ私の映し鏡となり、
一生懸命教えてくれようとしていたのです。
味方をしてくれていたのではなく、
自分の「見方」に気付きなさい、
「怒ってばかりでは
何も変わらないよ・・・」
と、諭してくれていたのです。
アニマルコミュニケーションの
学びを深めることで、
Aちゃんは、単に私の
感情の代弁者として、
ありのままの姿を、
見せてくれていただけだった
という事実を知り、
「息子を攻撃しても
何も始まらない!」と、
初めて自分の心で気付くことが
できました。
全てのスタートは自分
私は息子と向き合う前に、
猫ピカイアさんの
クリアマインド・ワークで、
まずは自分の浄化に
取り掛かりました。
インナーチャイルドを訪ね、
子供時代の自分と沢山対話をして、
沢山泣きました。
幼い頃の自分に会い、
幼い自分の感情を知っていくうちに、
まずは息子を理解することから
始めてみようと思いました。
アニマルコミュニケーションの
講座なのに、なぜ幼少の頃の
自分自身を浄化するのか? と
不思議でしたが、今思えば、
「全てのスタートは自分」
であったのだと思います。
自己満足な子育て
息子のために手を抜かずに、
やってきたつもりだったのに、
どうしてこうなってしまったのか?
初めはそう思っていましたが、
自分の浄化が進むにつれ、
それは自分の子育てが
「息子のため」ではなく、
母親としての
自己満足であったことに、
気付いていくのです。
それ以降、私は息子に対する
接し方、言葉かけを変えました。
今までの自己満足の
子育ての世界を打破するのは、
自分自身への荒療治のようで
厳しくも感じましたが、
自分の中の
インナーチャイルドと接して、
子供時代の素直な
自分の気持ちに触れるうちに、
本心では我慢していたことや
わかってほしい気持ちを
抱えたまま大人になり、
親になった自分を知りました。
今までの接し方ではいけない、
これからは息子の心をわかろうと、
少しでも心が通わせられるよう、
努力しようと
思い行動することに決めました。
怒るより先に、
息子の心に問いかけるように、
あなたの事を
わかりたいという気持ちを持って
接するようにしました。
息子をわかってあげたい
息子は不登校だった学校を辞めて、
フリースクールに通い、
そこで私自身も不登校になることが
どういうことであるか、
不登校になる背景や
子供の心情など、
親として、
人としての学びを深めました。
息子が不登校だった頃、
私は「良い」「悪い」の区別を
しっかりと分けた考え方の中で
息子を育てました。
学校に行くのが「良い」、
行かないのは「悪い」、
良い成績をとるのは「良い」・・・・
そんな自分本位な区別で
息子を縛りつけていた
それまでの自分自身を手放し、
ゲームで昼夜逆転の
生活をしていた息子に、
目が疲れるからと、
サプリメントを与えたり、
ジュースを持っていくなど
言葉がけの機会を増やしました。
今思えば私なりの、
息子をわかってあげたいという
気持ちの表現の
仕方だったと思います。
自立していく息子の笑顔
そうしていくうちに、
息子はちょっと笑顔を
見せてくれるようになりました。
親側の私の接し方が変わり、
その変化が息子にとって
意外であったことが、
笑顔に繋がったのかもしれません。
息子の引きこもりのような生活は
10年程続きましたが、
もう一度子育てをやり直させて
もらったような日々を経て、
息子が私に教えてくれたのは
「信頼」でした。
息子をおもうなら、
ありのまま、
そのまま受け止める、
受け入れる。
ただそれだけでよかった。
その後どんどん状況は変わっていき、
私がありのままで接することを、
ひたすらやり直したことで、
今、息子は
社会に出て働いています。
意識の世界は本当に
つながっているということも、
身を持って体験することが
できました。
自分自身の軸がなく、
世間からの影響に右往左往していた
人生を歩んでいた私ですが、
アニマルコミュニケーションを通じて、
今生きている命の瞬間を
大切に丁寧に、
ただ ありのまま生きることや、
魂の本質、無条件の愛が
どのようなものか、
沢山のことを知る
きっかけとなりました。
人間も「ありのまま」で
生きていけると思えたことは、
かけがえのない気付きです。
素直で隠し事がなく、
自分軸を持ちつつも、
人に迎合するわけではない
Aちゃんの生き方に惚れています。
Aちゃんは私の
人生観と生き方を
変えてくれました。
今ではその大切な気付きを
沢山教えてくれたAちゃんに、
毎日「大好き」と伝えています。
☆……━……━……━……━……━☆
上記のアニマルコミュニケーションの体験談は
インタビューをまとめさせて頂きました。
挿絵は、愛犬Aちゃんの体験談に合うように
特別に描いていただいた挿絵ですので
著作権で守られている画像です。
ダウンロード禁止です。
画像の転売な等、ネット利用等すべて禁止です。
☆……━……━……━……━……━☆